『左右盲』って言葉ご存じでしょうか?
ひと月ほど前にツイッターで左右をとっさに理解できない人は左右盲であるっていうマンガを描いてる方がいてこれって自分もそうだ・・・と気付きました。
子供時代は左右が咄嗟に分らなくてもこんなものかと許容されてたし、自分もそこまで不自由してなかったんですよね。
ドジな子だなくらいの認識で済んでましたし。
初めて壁にぶち当たったのが車の助手席でナビをして欲しいって言われた時。
まず地図が自分と同じ方向に向いてないとどっちに曲がるかわからない、ナビアプリを使って進む方向が分り左折をしなきゃいけない道を(頭ではわかってても)「右!」って声にだしちゃったり・・・。
これでデート中にすごい怒られたんですよね。助手席乗るのが嫌になるくらい。なんで分らないの!って怒られてもどうして分らないのか分らないし、まず頭でお箸を持つ方を想像しないと左右が分らないし急に言われても間違えるにきまってるじゃん!と心の中で呟いてました。
みんなそうだと思ってましたからね。
でも毎回怒られるのでさすがに対処法を見つけ出しました。
①事前に行く場所が決まってる場合はグーグルのストリートビューで通る道事前に予習をしておく。
②曲がる必要のある交差点はストリートビューの画像を印刷して曲がる方向に色を塗っておく。
という涙ぐましい努力をしていました。
しかし咄嗟にここいくからナビしてって言われるとやっぱりできなくてなかなか辛い思い出です。
そして自分で教習所に通うようになってからまた壁にぶちあたりました。
教官が『次左折して。』って言ってきた道をはい!左折ですねっていいながら右折してみたり、学科はすべて余裕でしたが実技がほんとーーに大変でした。あとバックの車庫入れですね。
左にハンドル切ってとか後ろ見ながら自分がどっちに進んでるのか全くわからなかったし右に切ると左に動くとかもう脳内パニックだったので左右は置いといてこっちとあっちで覚えました・・・。
ちなみに余談ですがMTでとったので左右の間違えの他坂道発進で坂を逆走したり、サイドブレーキひいたまま運転してたりして仮免の実技試験に3回くらい落ちました。(合格だけど運転むいてないかもって言われました。)
あとは左右盲で不便に感じたのがジムのスタジオレッスンで先生が動きが逆なので『左足あげて』とか『右手斜め45度』にとか言われてもまったくついていけない事ですかね。
ヨガみたいなゆっくりした動きのものは周りの動きに合わせてなんとなくできるんですけど、ダンスみたいな動きは脳が停止します。
先生からみた左とわたしから見た左、もう言葉でもなにがなんだかわかりません。
逆に色でも付けてくれたらいいんですけどね。右足→ピンク、左足→緑とか。
ピンク足前!緑足下げて!とかならすごくわかりやすいのにな・・・。
もう一つ社会人になって左右盲で不便なのが来客時のお茶出しです。
『お茶は相手の右側に出す』
自分と反対側に座っている人の右が分らないという現象です。
自分と同じ方向を向いてる人なら右がどっちか咄嗟に判断できるんですけど反対側だと一回自分も反対向かないと間違えちゃうんです。
横に座ってたりするともう最悪。
真ん中にお茶置くから勝手にとっていってくれ!ってなります。(心の中だけね)
この場合の解決方法は事前に頭の中でお茶を出す位置を想像しておく事ですかね。
いまのところ左右盲でこんな感じが不便ですが、致命的なものがないのでなんとかやってこれてる状況です。
運転は諦めてます。ブレーキ間違えたら大変だし。踏み間違えする人は左右盲だったりしないのかな?ねむみは踏み間違えるってことは一回もなかったですが。今後も無いとは言えませんからね。運転しないのが一番なはず!
しかし左右盲って存在があると分かってよかったです。
生きづらさに名前がついて同じような人がいるって分ると心強いし自分だけではないって思えるのって結構楽になりますね。
こういった時どうしたらいいのかとか知れますし。
運転のナビをするときは車に左側に左と←、右側には右と→を書いた付箋を貼っておくといいって言ってる人がいたので今後ナビをする場合はこれで行こうと思います。
付箋を車に貼り付けても怒らないでください。